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デジタルな建築写真の画像補正について
デジタルな建築写真の画像補正について

2007/3/10に建築士会/情報委員会の主催で行われた「デジタルカメラ活用術」の受講を期に建築物を撮影するときに避けられない「広角レンズの歪み」をなんとか出来ないものかと少し踏み込んでみました。

建物を撮影する場合、スペース的な制約から内外部を問わず広角レンズ(フィルム式カメラで28mm以下のレンズ)を使う事が殆どですが、かなり高価なレンズでもない限り画像に「歪み」が出ます。

ましてやプロの使うアオリ機構付レンズ(光軸をずらせて変形を補正する・・難しい)など高嶺の花です。

で、色々探していたら画像ソフトの大御所PHOTOSHOPの最新版「CS2」の新機能としてこの歪みを補正する「レンズ補正フィルタ」なる機能が有ることが判り早速試してみました。
この機能、パソコン・ディスプレイの画面補正と同じ感覚で簡単に使えます。
機材は普通のデジカメに非純正の広角コンバージョンレンズ装着!と歪み発生環境としては多分最強 (^^ゞ と思われるトホホなカメラで撮影しました。

その結果が下の写真です。さすがアドビ!値段も納得の出来栄えとなりました。

デジタル01例-1 左が補正後(以下同)、右が元画像です。

右だけを見れば「ふーん広角ね。」程度ですが並べてみると絵のスッキリ感が全然違います。


デジタル02←例−2 色補正しているせいも有るでしょうが全然別の写真ですね。

プロフィール・ページに使っている弊社社屋の写真です。
デジタル03例−3 室内は狭いので更に歪みますが見事に修正してくれます。



デジタル04例−4 歪みまくった狭い階段もこのとおりです。

唯一の弱点はトリミングが必要なので最終的には「画角」が少し狭くなります。



デジタル05例−5 柱が歪んでいると「何処に出しても恥ずかしい」写真になってしまいます。




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