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鳥取県鳥取市の建築・設計事務所
NPO法人トラスト
NPO法人トラスト
総会終了しました。
4月15日(金)午後6時より始まったNPO法人「トラスト」の総会が無事終了しました。
参加者は澤、英、山本、小谷、牧浦、岩城、田中の7名。田中さんは新規に入会されました。
委任出席は横井、和田、加藤の三名です。
議題はトラストに名称が変わってから1回目の総会ということで、定款の確認と今後の方針を協議しました。
カテゴリ: NPO法人トラスト at 2011年04月16日 │(トラックバック:0)
NPO法人トラスト
被災地へボランティア

東北大震災 被災地支援 行程               「NPO法人岩美自然学校」澤健一

 

参加者 「赤目の里山を育てる会」伊井野雄二 大熊ふさこ 岡田仁志 松本かおり 澤健一

 

3月11日から私は悶々としていた。東京の娘たちも連絡が取れない。メディアは信じられない映像を流している。何かできることはないか。現地をこの目で見てみたい。すると伊井野さんたちは行ってきたと言うメールが入る。やはり彼はちゃんと日本人である。相馬の司君のことも気になる。3月末に伊井野氏から「いきませんか」というメールが入った。さっそく返事を打つ。

いたるところ段差だらけの高速道路を一路釜石に向かう。西から釜石に入るので惨状を目にしたのは釜石市に入ってからだ。町のそこかしこに船がある、車がひっくり返っている。しかし、1時間もすると、とんでもない惨状に慣れてくる、逆に人間の恐ろしさを感じる。

家々は地震の被害は少ない、南(福島県)にいくほど地震被害が見て取れる。私も震災ボランティアの経験は多くないが、伊井野氏の方針や決断で多くの支援が出来た。傾聴ボラ、物資調達、炊き出し、水路掃除など、帰ってからお礼のメールや仲間のメールに心が熱くなる。

 

4/5(火) 11:30鳥取発

    15:30赤目着 赤目の障害者送迎車に物資を積み込む(米、野菜、電池、味噌、軽油、鍋、毛布トイレットペーパー、男女の下着、生理用品、発電機、CD、チェンソーなど)

           自然学校より(米、文房具、調味料、義援金など)

    20:30赤目発

4/6(水) 12:00釜石着 ボラセンの三浦氏と釜石の惨状を視察、いわゆる新日鉄の企業城下町か、大きな港には寄港したばかりのタンカーが打上げられ船は町に流され、商店街はアーケードもぐにゃぐにゃになっていた。三浦氏の手配で視察した後に唐丹町の避難所外の独居宅へ物資の配達ボランティアを行う。電気の復旧が二日前にあったばかりで暗闇の生活から抜けでた安堵の色が皆さんに見えた。とくに米や野菜、トイレットペーパーは喜ばれた。

16:00石村工業(クラフトマンストーブの製作工場)に立ち45_large寄る。港の背後地にあるため津波は1階をことごとく破壊していたが社長はこの場所での再起を強く語っていた。

    大船渡市の入り江という入り江は瓦礫の山、リアス式の海岸線は壊滅だ。言葉にならない。

    陸前高田市は4万人の市街地がなにも、なにもなくなっていた。瓦礫さえも見えない。メディアに載っている写真の状況がそのままあった。

    気仙沼市ではここまで、こんなところまで津波が来たかという惨状がい78_largeたるとこで見える。津波の威力は進行方向に向かって強く、両側の破壊力はとても少なく見えたが研究者の意見を待ちたい。

    18:00道の駅で車中泊

4/7(木) 9:00道の駅発

12:00相馬の幼稚園着(高橋司) 物資を降ろし昼食をいただく、相馬において立場のある方々もすでに避難された方が多く司君にすると「逃げた」という印象が強いようだ。津波が破壊したすぐにバーナーを持った窃盗団が来て金庫から貴重品から全て持ち去ったようだ。司君の気持ちは察するにあまる。人間不信が強くなっている。相馬の惨状を視察した。司君の家は跡形もない。2階部分のみが500mほど内陸側に流されていた。泣くに泣けない喪失感が滲み出ている。しかしご両親と幼稚園の再建に向けて希望と勇気が徐々に膨らんでいることに安心。

    司君の紹介で避難所(小学校)に行き(ボラリー108_largeダーのビスタチオ氏)傾聴ボランティアを行う。

    傾聴した皆さんから津波に向かって船を出したことを聞く。体育館より高い(約15m)津波が押し寄せている中へ向かうとんでもない勇気の話を聞いた。船主は命を取り留めた。

18:00そうま(道の駅) 車中泊 夜食はカレーライス、うまい。

静岡のおまわりさんが見回りに来る。何かと思ったが、絵に描いたような昔のおまわりさんである。人懐こくて話が止150_largeまらない。警察と上層部の批判をひとしきりして立ち去った。大分の長距離トラックの運ちゃんは宮崎から支援物資を運んできていた。聞くと自衛隊の出身で今は予備隊員としていつ召集があるかわからないと、おまわりさんと政策批判で盛り上がる。

23:30大きな地震がある。道の駅の駐車場は津波騒ぎで動揺。蜘蛛の子を散らすように車は逃げた。我々は運良くそこに居たが地元の方の情報で冷静にいれた。震度6強に遭遇したのは始めて、車の中に寝ていたが車が飛ぶような揺れだった。204_large

 

4/8(金) 9:00相馬の小学校避難所にて「もち作り」と「豚汁」の炊き出しを行う。伊井野さんの真骨

頂だ。電動餅つき器を持参していた。餅をこねるのに子供たちにも参加してもらう。これが楽しい。お母さん方やお父さん方にも参加していただき、つかの間の餅つき大会である。昨日に避難所の担当である福島県の職員の星さんに了解していただいた取り組みである。彼は名のごとく県庁の星であった。だんだんと私たちの取り組みに理解と愛着を示していただいた。

彼のメールをのせる。

 17:00相馬発

21:00いわき市着 ラーメン屋にて食事をする。初めての外食である。

22:30勿来駅パーキング車中泊

4/9(土) 8:00いわき市の被害状況を見る。ここも入り江という入り江が破壊されている。大きな港が232_large

    跡形もない。前面ガラス貼りのモダンな海の施設が閉館となり自然軽視の象徴のようだ。

9:00勿来(なこそ)ボラセン着。久しぶりに雨が降ってきた。道路の水路に入ったわらくずを除去する作業。

16:43静岡県海老名P

23:00赤目着

4/10(日) 12:00鳥取着

カテゴリ: NPO法人トラスト at 2011年04月10日 │(トラックバック:0)
NPO法人トラスト
岩美自然学校が渚交流館の指定管理者に
平成24年にNPO法人岩美自然学校が渚交流27渚交流館 028館の指定管理者になりました。これからは岩美町のすばらしい自然とともに世界に発信していきます。また、よろしくお願いします。
岩美自然学校はNPO法人として平成2年に発足しました。現在会員は13名、対象は子供たちに自然体験を提供する活動をしています。特に浦富海岸をベースにシーカヤックを利用した海の自然体験のメニューを持っています。平成28年には指定管理者を退き現在に至っています。
27渚交流館 027









カテゴリ: NPO法人トラスト at 2011年03月01日 │
NPO法人トラスト
NPO法人の名前が変わりました。
NPO法人トラストとして再生しました。

従前は「まちづくりNPO魁」という名称でしたが、新しく定款に経済活動部門を追加して幅広く活動できる組織としました。

特に環境面での普及活動と実行、そしてヘリテージの保存活用を行っていきます。

また、よろしくお願いします。

下記は鳥取県のHPアドレスです。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=77942
カテゴリ: NPO法人トラスト at 2011年01月17日 │(トラックバック:0)
NPO法人トラスト
ナショナル・トラスト鳥取大会

24回ナショナル・トラスト全国大会 鳥取大会

テーマ「砂丘・海・山から美しい景観を育てる」
      〜 伝え残す鳥取の原風景 〜

鳥取県内の自然環境を維持・保護する団体の結成を目指して

全国初の県単位のナショナル・トラスト活動を行いました。

自然の原風景を次世代に残すために

概 要】

ナショナル・トラスト運動はイギリスが発祥の地です。景観や建築文化、自然環境と一体となった土地を保全・管理・再生・公開し、次代により良い形で残そうとするものであります。したがって、自然を残すべき土地の市民による所有・保全運動やその他の自然保護活動もその中に含むものです。

 1・大会の目的

日本の高度経済成長とその疲弊、少子高齢化や地方の過疎化などで、地域の存立や、その背景にある自然が危機を迎えている今、持続可能な地域づくりのために自然と人の共生を創り出さなければならないと強く問われています。

本大会はそのために全国で活動する市民団体、行政、研究者、実践者、企業などがその運動成果をもちより、多様な討論によって課題の解決や運動方向を強化するものであります。2005年現在、ナショナル・トラスト運動は全国50ヶ所を超え、その保全面積は約6000ha余りにひろがりました。その活動の広がりと地域景観の保全を目指し第24回目のナショナル・トラスト全国大会を開催しました。

 2・大会のテーマ

鳥取砂丘を含む山陰海岸国立公園は世界自然遺産にも候補にあがり、また、大山独立峰に代表される中国山脈の自然保全など、その自然をベースとする体験型観光やグリーン・ツーリズムの推進などに取り組んできました。

その地域性において大会テーマを「砂丘・海・里山から美しい景観を育てる」とします。鳥取の、さらなる地域資源の発掘や残すべき自然の保全方向を確立するスタートとして、アジアの照葉樹林文化圏としての日本、日本海と中国山脈に囲まれた多様な自然と人々の営みを世界発信するために本大会を開催しました。


鳥 取 宣 言

鳥取におけるナショナル・トラスト運動の発展を目指して

NPO法人岩美自然学校理事長 澤 健一

 

私たちは第24回ナショナル・トラスト全国大会の鳥取県開催にあたり、本大会にお集まりの皆様と、全国の有志の皆様のご支援を得て、次のことを宣言します。

一、美しい自然や貴重な歴史的遺産を私達の大切な資産として守り再生し、子どもたちや将来の人々に手渡していきます。 

一、自然や歴史的遺産と地域経済との調和をはかり、自然と共に生きる持続可能な社会を構築します。

一、鳥取におけるナショナル・トラスト運動を発展させ、県内のネットワークを構築します。  

日本の「自然保護憲章」の発祥の地が鳥取県であることを私達は誇りに思い、私達の身近な自然や歴史的遺産を、私たちの手で守り育てていかなければならないと思います。今回のナショナル・トラスト全国大会を契機に,県民がその自然環境や歴史的遺産を自分達の資産として再認識し、持続可能な地域社会を創造するネットワークを県民が皆で構築していくことを願ってやみません。

 

 

カテゴリ: NPO法人トラスト at 2006年11月12日 │(トラックバック:0)