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鳥取県鳥取市の建築・設計事務所
2011年04月のアーカイブ
2011年04月16日
総会終了しました。
4月15日(金)午後6時より始まったNPO法人「トラスト」の総会が無事終了しました。
参加者は澤、英、山本、小谷、牧浦、岩城、田中の7名。田中さんは新規に入会されました。
委任出席は横井、和田、加藤の三名です。
議題はトラストに名称が変わってから1回目の総会ということで、定款の確認と今後の方針を協議しました。
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2011年04月13日
地震災害のお見舞い
謹んで地震災害のお見舞い申し上げます。
この度の東日本大震災により被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
カテゴリ: 私たちの考え方 at 2011年04月13日 │(トラックバック:0)
2011年04月10日
被災地へボランティア

東北大震災 被災地支援 行程               「NPO法人岩美自然学校」澤健一

 

参加者 「赤目の里山を育てる会」伊井野雄二 大熊ふさこ 岡田仁志 松本かおり 澤健一

 

3月11日から私は悶々としていた。東京の娘たちも連絡が取れない。メディアは信じられない映像を流している。何かできることはないか。現地をこの目で見てみたい。すると伊井野さんたちは行ってきたと言うメールが入る。やはり彼はちゃんと日本人である。相馬の司君のことも気になる。3月末に伊井野氏から「いきませんか」というメールが入った。さっそく返事を打つ。

いたるところ段差だらけの高速道路を一路釜石に向かう。西から釜石に入るので惨状を目にしたのは釜石市に入ってからだ。町のそこかしこに船がある、車がひっくり返っている。しかし、1時間もすると、とんでもない惨状に慣れてくる、逆に人間の恐ろしさを感じる。

家々は地震の被害は少ない、南(福島県)にいくほど地震被害が見て取れる。私も震災ボランティアの経験は多くないが、伊井野氏の方針や決断で多くの支援が出来た。傾聴ボラ、物資調達、炊き出し、水路掃除など、帰ってからお礼のメールや仲間のメールに心が熱くなる。

 

4/5(火) 11:30鳥取発

    15:30赤目着 赤目の障害者送迎車に物資を積み込む(米、野菜、電池、味噌、軽油、鍋、毛布トイレットペーパー、男女の下着、生理用品、発電機、CD、チェンソーなど)

           自然学校より(米、文房具、調味料、義援金など)

    20:30赤目発

4/6(水) 12:00釜石着 ボラセンの三浦氏と釜石の惨状を視察、いわゆる新日鉄の企業城下町か、大きな港には寄港したばかりのタンカーが打上げられ船は町に流され、商店街はアーケードもぐにゃぐにゃになっていた。三浦氏の手配で視察した後に唐丹町の避難所外の独居宅へ物資の配達ボランティアを行う。電気の復旧が二日前にあったばかりで暗闇の生活から抜けでた安堵の色が皆さんに見えた。とくに米や野菜、トイレットペーパーは喜ばれた。

16:00石村工業(クラフトマンストーブの製作工場)に立ち45_large寄る。港の背後地にあるため津波は1階をことごとく破壊していたが社長はこの場所での再起を強く語っていた。

    大船渡市の入り江という入り江は瓦礫の山、リアス式の海岸線は壊滅だ。言葉にならない。

    陸前高田市は4万人の市街地がなにも、なにもなくなっていた。瓦礫さえも見えない。メディアに載っている写真の状況がそのままあった。

    気仙沼市ではここまで、こんなところまで津波が来たかという惨状がい78_largeたるとこで見える。津波の威力は進行方向に向かって強く、両側の破壊力はとても少なく見えたが研究者の意見を待ちたい。

    18:00道の駅で車中泊

4/7(木) 9:00道の駅発

12:00相馬の幼稚園着(高橋司) 物資を降ろし昼食をいただく、相馬において立場のある方々もすでに避難された方が多く司君にすると「逃げた」という印象が強いようだ。津波が破壊したすぐにバーナーを持った窃盗団が来て金庫から貴重品から全て持ち去ったようだ。司君の気持ちは察するにあまる。人間不信が強くなっている。相馬の惨状を視察した。司君の家は跡形もない。2階部分のみが500mほど内陸側に流されていた。泣くに泣けない喪失感が滲み出ている。しかしご両親と幼稚園の再建に向けて希望と勇気が徐々に膨らんでいることに安心。

    司君の紹介で避難所(小学校)に行き(ボラリー108_largeダーのビスタチオ氏)傾聴ボランティアを行う。

    傾聴した皆さんから津波に向かって船を出したことを聞く。体育館より高い(約15m)津波が押し寄せている中へ向かうとんでもない勇気の話を聞いた。船主は命を取り留めた。

18:00そうま(道の駅) 車中泊 夜食はカレーライス、うまい。

静岡のおまわりさんが見回りに来る。何かと思ったが、絵に描いたような昔のおまわりさんである。人懐こくて話が止150_largeまらない。警察と上層部の批判をひとしきりして立ち去った。大分の長距離トラックの運ちゃんは宮崎から支援物資を運んできていた。聞くと自衛隊の出身で今は予備隊員としていつ召集があるかわからないと、おまわりさんと政策批判で盛り上がる。

23:30大きな地震がある。道の駅の駐車場は津波騒ぎで動揺。蜘蛛の子を散らすように車は逃げた。我々は運良くそこに居たが地元の方の情報で冷静にいれた。震度6強に遭遇したのは始めて、車の中に寝ていたが車が飛ぶような揺れだった。204_large

 

4/8(金) 9:00相馬の小学校避難所にて「もち作り」と「豚汁」の炊き出しを行う。伊井野さんの真骨

頂だ。電動餅つき器を持参していた。餅をこねるのに子供たちにも参加してもらう。これが楽しい。お母さん方やお父さん方にも参加していただき、つかの間の餅つき大会である。昨日に避難所の担当である福島県の職員の星さんに了解していただいた取り組みである。彼は名のごとく県庁の星であった。だんだんと私たちの取り組みに理解と愛着を示していただいた。

彼のメールをのせる。

 17:00相馬発

21:00いわき市着 ラーメン屋にて食事をする。初めての外食である。

22:30勿来駅パーキング車中泊

4/9(土) 8:00いわき市の被害状況を見る。ここも入り江という入り江が破壊されている。大きな港が232_large

    跡形もない。前面ガラス貼りのモダンな海の施設が閉館となり自然軽視の象徴のようだ。

9:00勿来(なこそ)ボラセン着。久しぶりに雨が降ってきた。道路の水路に入ったわらくずを除去する作業。

16:43静岡県海老名P

23:00赤目着

4/10(日) 12:00鳥取着

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